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私生活をネット上にさらけ出す「ダダ漏れ女子」が増殖中だ。危機感はこれっぽっち
もない。聞く耳持たない娘だったら、もうパソコンと携帯電話は取り上げるしかない。
「ダダ漏れ」とは、ウェブカメラで私生活を撮影し、インターネットでタレ流すこと。
テレビの生中継のようなものだ。個人情報がダダ漏れするから「ダダ漏れ女子」。ある
ベンチャー企業の若手女性社員が自社ＰＲの一環で、イベントの様子などをダダ漏れし
たことで話題になった。
正式名称は動画配信サービス。ユーチューブのように撮影・編集した動画を配信する
動画投稿サイトとは別物だ。
「ユーストリームやスティッカムＴＶ、ニコニコ生放送などが有名どころ。手軽さがウ
リで、利用料も多くが無料です。オバマ米大統領の就任演説を中継するなど米国ではメ
ジャーで、日本も追随している。先日もソフトバンクがユーストリームへの出資を発表
したばかりです。同サービスは現在、英語表記のみですが、ツイッターとの相性がよ
く、ツイッター人口が増えれば、人気に拍車がかかるでしょう」
こう話すのは、ＩＴ事情に詳しいジャーナリストの渋井哲也氏だ。
●タンクトップ姿で胸をユサユサ
ユーストリームの登録会員は約４００万人。うち１～２割を日本人が占めているという。
必要な道具はウェブカメラとパソコンのみ。ウェブカメラは２０００～３０００円程
度から買える外付けのものや、内蔵型のパソコン、動画機能付きの携帯電話で対応できる。
視聴もチョー簡単。たとえば〈女性、１８～２４歳、ライブ中〉で検索すると、“該
当番組”がヒットする。
で、若い娘がダダ漏れする内容は、ア然とするものばかり。胸の谷間もあらわなタン
クトップ姿でコーラを飲みながら、ユサユサさせている！
自室にこもってダダ漏れ。ほとんどバカか、ビョーキだ。
(続く)
（日刊ゲンダイ2010年3月5日掲載）
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