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★【from Editor】冷めた後の2人はどこへ
昨夏の政権交代という「熱狂」が世間的にもようやく冷めた。男女関係と同じで、一
度冷めれば、嫌なところばかりが目につく。
「で、どうするの?」
小学生の長男に聞かれてドキッとした。「うちは3人でしょ、子供。3人分でしょ、
子ども手当。そのお金どうするの」
小学生の言葉は「子ども手当はボクらのお金」という空気で満ちている。子ども手当
はゲームになるか、それとも寿司(すし)に化けるのか。学校でも「使い道」が話題沸
騰中のようだ。
「いいの、そんなこと。水泳教室でなくなっちゃうでしょ」。政治部デスクより、母
の方が理論武装している。
政権交代を生み出した「直接給付」が、家族に対立を生み出すとは…。「子ども手当
が父のたばこ代に流用されると疑っているのだろうか」。父も長男を見つめる。
「政権交代さえすれば何でもできる」という期待感も冷めた。
テレビで芸能人が「そんなに簡単に財源なんて出るの。できなかったらどうするの」
とからかい、「大丈夫、民主党ならできる」と若い民主党議員が大見えを切ったのも1
年前だった。「官僚が抵抗しているだけ。政治家が査定すれば20兆円くらい、すぐに
出せる」。そう聞いた気もするが、実際に台所を預かれば、そんなに簡単にお金は削れ
ない。きっぷの良さが売りだったのに「足りないから消費税、その前に所得増税」なん
て番頭顔も板についてきた。
(続く)
■ソース(産経新聞)(副編集長 金子聡)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)