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ただ、便数が少ないため航空会社間の競争原理が働かず、「料金は一万円ほど割高になる」(
別の旅行会社の担当者)のが大きなデメリット。「まだまだ県民にとって認知度が低い。今後の
利用率によって、社として力の入れ具合も変わりますね」(同)と様子見のもようだ。
■空港から県内へ
「世界遺産の日光など、魅力的なエリアをPRしていきたい」。県観光物産協会(宇都宮市)の菅
沼輝男専務理事は、本県への観光客増加に期待する。二〇〇八年の韓国からの旅行者は外国
人全体の一割程度にとどまるが、それでも一万四千人を超える。
一方、県内観光地の盛り上がりはいまひとつ。交通の便の悪さに、日光観光協会の町田有輝
事務局次長は「非常に不便。わざわざ足を延ばしてくれるのか」と不安を隠さない。塩原温泉観
光協会も「うちに来るお客さんは八割がマイカー。遠いこともあり、あまり話題になってません」。
■公共交通機関
その交通の便の悪さ解消の鍵を握るバス大手・関東自動車(宇都宮市)は、茨城空港への直通
バス運行を「検討中」とする。一時、県内から福島空港への直通バスを出したが「利用が少なく一
年持たなかった」という苦い経験もある。便数増が実現するかどうかなど、今後の展開次第という。