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空港の需要過大予測、財団トップ言明「国の意図に配慮」
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全国で空港の需要予測を手掛けてきた財団法人運輸政策研究機構(東京都港区)の
羽生(はにゅう)次郎会長(元国土交通審議官)が本紙の取材に応じ、機構自らの予測の
多くが過大だったことを認めた。その背景について、空港建設を進めたい国の意図に
配慮し、過大な数字を出してしまう現実があると言明した。
同機構は昨年6月に開港した静岡空港や北九州空港などの需要予測を担当。予測は
建設の必要があるのか、事前に検証する重要な数字だが、多くのケースで実需の2、3倍もの
予測を出し、「無駄」批判を浴びる空港建設につながってきた。
外れ続きの予測について、羽生会長は「反復的に大幅に外してきたのは恥ずかしい。
発注者(国)側からこういう結果を出せとまでは言われないが、造りたい国の意図を
おもんぱかってしまう。地元業者の期待感もあり、これに反する結果を出せればいいが、
そうもいかない」と語った。
近年造られた空港の必要性について「お金があるときならたくさんある方が便利。
本当に必要と言えるのは羽田空港の第4滑走路(建設中)くらいだろう」。静岡空港のほか、
今月11日に開港する茨城空港などを挙げ「建設の是非を問われれば反対だ」と述べた。