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児童買春で教員免許失効の男採用、女子生徒被害に 三重
三重県の県立高校が2009年5月、児童買春禁止法違反罪で執行猶予付きの有罪判決を受けて
教員免許が失効した男(31)を、講師として採用していたことがわかった。
男は採用後、同校の女子生徒に対する強制わいせつ事件で逮捕、起訴され、現在公判中。
県教育委員会人材政策室は「自己申告に頼らざるを得ず、免許が失効していたのは分からなかった」としている。
教育職員免許法は、教員免許を持つ者が禁固以上の刑を受けた場合は免許が失効し、
速やかに管理者である都道府県教委に返納しなければならない、と定めている。
強制わいせつ事件の検察側の冒頭陳述によると、男は会社員だった08年、
出会い系サイトで知り合った少女に売春相手を紹介したとして、児童買春禁止法違反罪で有罪判決を受けた。
県教委によると、男は判決後も免許を返納せず、執行猶予中の09年5月、講師の採用試験を受け、
「禁固以上の刑に処せられたことがない」などとする誓約書にサインした上で採用された。
その後、女子生徒の相談で強制わいせつ事件が発覚。同年8月に逮捕され、強制わいせつ罪や傷害罪などで起訴された。
人材政策室の出口勤副室長は「県立学校に勤めている時に判決が出れば知ることが出来るが、
前科については調べるのは難しい」と話している。文部科学省の初等中等教育局教職員課は
「採用時の確認方法について、国として指針があるわけではない。
都道府県教委は個人情報の壁もあり、自己申告に頼らざるをえない」とコメントした。
朝日新聞 2010年3月5日11時3分
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