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『国家なる幻影』 石原慎太郎著
『議員になってからもう一つ、政治家としての、これはテレビでの発言が元になって思いがけぬ
脅迫に遭った』
当時北朝鮮は、実質的に国家・政府と一体である労働党の規約に、その頃になっても
「日本軍国主義」を打倒する、などといった大時代的な文言を掲げ、
なおかつ中共とも手を組んだ“執拗な日本攻撃”を繰り返していた。
朝鮮半島問題について語った折に、私がそれに触れ、
『こうした国との友好はその限りで不可能だし、彼等が日本に何かを望むならばまず、
すみやかに日本を敵国視することをいわば国是としているような異常な状態を改めるべきだ』
と言ったら、たちまち日本在住の北朝鮮人たちから抗議が殺到し、
ある日突然、逗子の家に彼等の代表なる男たちが約束もなしに押しかけてきた。
居留守を使うのも姑息だし、家に上げるつもりもなく、玄関から出て門内の前庭で会った。
彼等の抗議は激しいというより、“いかにも口汚く”、
息子の一人がちょうど玄関先の庭で三輪車を漕いで遊んでいた、
今は代議士になった長男を指して、
「お前が謝らなければ、そこにいる息子を殺してやるから覚悟しろ」 とまで言った。