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★リンゴやミカン、果物の押し売り被害増加
リンゴやミカンなど果物の押し売り被害が増加しているとして、国民生活センターは3日、
注意を呼びかけた。
同センターのまとめでは、果物の訪問販売に関する相談は、2004~07年度には年間
40~70件程度だったが、08年度は127件、09年度は今年1月末時点で既に145件と
なっている。
業者は2人組で訪問することが多く、高価格・大量の果物を購入するよう強引に勧めるのが
代表的な手口。味の良い果物を試食させ、購入後に箱を開けると大半が傷んでいた、という
ケースも。高齢者が被害に遭っているケースが多い。高知県の80代女性は昨年11月、
訪れた業者に勧められ1キロ・グラム1400円のミカンを買うことにしたが、実際には10キロ
入りの箱を出され、強引に1万円を支払わされた。
業者の多くは消費者に領収書を渡さないため、業者名や連絡先がわからず、クーリングオフ
などの対処が難しいのが実情だ。
同センターは「ドアを開ける前に訪問の目的を確認し、必要なければきっぱり断って」と
アドバイスする。
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