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・李明博(イ・ミョンバク)大統領は1日、「南北関係の実質的進展を得るためには、韓国を単に
経済協力の対象としか見ていない北朝鮮が、考えを改めなければならない」と語った。
李大統領はこの日、忠清南道天安市の独立記念館で行われた3・1節(独立運動記念日
91周年記念式で、「真の和解と協力のためには、まず韓半島(朝鮮半島)の平和が
維持されなければならず、当事者である南北間の幾つもの懸案を、真剣な対話で解決
しなければならない」と語った。北朝鮮が人道的支援のほかに追加の経済支援を望むなら、
核問題や韓半島平和体制など、政治・軍事的懸案についても南側と直接対話を行わなければ
ならない、という原則を強調したわけだ。
李大統領は、「3・1精神は、韓国国民の民生向上のため不毛な理念論争を止揚し、
互いを認め尊重し生産的な実践方法を探る、中道実用主義精神」と規定した。また同時に、
「わたしたちは今、国家百年の大計をめぐり激しく論争しているが、これもまた賢く克服できると
固く信じている」と語った。世宗市計画の修正をめぐって論争を引き起こしている政治家らに向け、
「国民統合」を強調したものと解釈される。
さらに李大統領は、「100年前、韓民族は他人を排撃したり、決して恨んだりしなかった。
(3・1運動当時、わたしたちは)日本の過ちを追及せず、ただ日本の非正常を改め、
正しい道に導こうとした。実に大きな、寛容と包容の精神」と述べた。李大統領は、
「過去の歴史に対する謝罪」など、日本に対する要求を行わなかった。大統領府の金恩慧
(キム・ウンヘ)報道官は、「韓国政府は、基本的に日本と未来志向的発展のためという点で
一致していることを、何度も表明している。真の過去史解決のため、どうしなければならないかは、
既に日本はよく理解しているだろう」と語った。
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