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WHOの見解では大麻精神病(とくに慢性中毒性精神病)は仮説の病態であり、その存在は調整因子を
考慮していない臨床観察から言われており、大麻使用者に併発した統合失調症や他の精神疾患と明確に
区別できないとしている。また、経過も多様であり、大麻との因果関係を確定することは困難で、診断基準や
分類も一定せず、大麻精神病という疾患単位(clinical entity)は確立していない。
1999年に全米疫学学会誌に掲載された1300人を対象とした研究で「15年以上にわたって大麻の
ヘビーユーザーとライトユーザー、全く使わなかった人の間で有意な認知機能の低下はなかった」との
報告など、精神病問題に否定的な研究報告があり、アメリカでは大麻に関わる精神病問題について
論争で取り上げられる事は皆無に等しい。
2002年には薬物乱用諮問委員会(ACMD)の「大麻の長期使用についての中心課題の一つは、それが
心の病、特に精神病のリード役になるかどうかということで明確な因果関係は実証されなかった。」
と報告した。
2004年の王立精神医学カレッジの研究では 「精神の病気にかかりにくいとわかっている人では、大麻の
使用が精神病などの心の病気を引き起こすことを示す証拠は全くといってよいほどない」との報告をしている。