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★民主と公明、急接近 参院選後の思惑一致か
・民主党と公明党の距離が、政策面で徐々に縮まってきている。際立つのは鳩山由紀夫首相の公明党に
対する厚遇ぶり。双方ともに夏の参院選後を見据えた思惑も見え隠れする。
首相は24日、公明党の山口那津男代表と官邸で会い、介護政策の提言を受けた。会談は予定時間の
倍の40分間に及び、首相は「大いに参考にしたい」と応じた。単なる社交辞令でないことは、すぐに
長妻昭厚生労働相を呼び、政策への反映を指示したことが物語る。
首相は国会でも、公明党が呼びかける政治資金問題の与野党協議機関設置に「賛成する」と前向きな
発言を連発。もともと両党の立場が近いといわれる2つの政策分野で急接近した形だ。
参院選で単独過半数を目指す民主党にとって、首相と小沢一郎幹事長の政治資金問題が逆風となり、
暗雲が漂っている。万が一、与党が過半数割れすれば、第三党の公明党の動向が焦点になる可能性もある。
民主、公明両党に「一致できる政策がある」(首相周辺)なら、首相が公明党と良好な関係を保って
おきたいと考えても不思議はない。
公明党にとっては、参院選で改選11議席の死守が目標だ。独自の政策アピールに最も力を注ぐが、
野党が政策を実現するには、政権与党に取り入れてもらうしかないとの事情がある。
井上義久幹事長は「具体策で話があれば、(協議に)積極的に応じたい」と意欲的だ。ただ、「是々非々」
(井上氏)の姿勢も崩さず、首相の資金問題などは批判を続ける方針だ。
一方、自民党と国会対策の定期会合などで接点を維持しながら、みんなの党とは政策協議も始めた。
参院選後をにらみ、第三極づくりへの布石としたい思惑もあるようだ。
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