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★密約 すでに失効の見方が大勢
日米の密約を検証している有識者委員会は、沖縄への核再持ち込みの密約は、
佐藤元総理大臣の遺族が保管していた文書から、密約が結ばれていたことは、
まちがいないものの、あとの政権に引き継がれた形跡はないとして、
すでに効力を失っているという見方が大勢となっています。
問題の密約は、昭和47年の沖縄返還にあたって、有事の際、
沖縄に核兵器を再び持ち込むことを容認したとされるものです。
返還交渉で日本側の特使を務めた若泉敬氏が後に、みずからの著書の中で、
当時の佐藤総理大臣とニクソン大統領がホワイトハウスで密約を記した
文書に署名したことを明らかにしていました。
この文書は、外務省が行った内部調査では発見されませんでしたが、
その後、佐藤元総理大臣の遺族が保管しているのが見つかりました。
そして、若泉氏の指摘どおり両首脳の署名があったことから、
岡田外務大臣が設置した有識者委員会は、沖縄への核再持ち込みの密約が
結ばれていたことは、まちがいないという認識で一致しています。
ただ、本来、総理大臣官邸で保管されているはずの文書は、
佐藤氏が政権を離れたあと、自宅に置かれるなど、あとの政権に引き継がれた
形跡はなく、この密約は、すでに効力を失っているという見方が大勢となっています。
有識者委員会は、現在、報告書の取りまとめを進めており、
3月上旬にも岡田外務大臣に提出し、公表することにしています。
NHK URLリンク(www3.nhk.or.jp)