10/02/26 22:32:15 0
(>>1のつづき)
もちろん現在の活動は、ある意味ボランティアであって、収益を稼ぐ段階には至っていない。
だから、将来はオタク向け恋愛指南の本を書いたり、直接相談を受け付ける仕掛けを考えて
いるという。ただ、それは将来の夢というよりも、実現間近の課題なのだ。
3月からは、毎週月曜日に恋愛相談ができる六本木のメイドカフェバーを限定オープンする。
オタクは足を運ぶ勇気がないので、次のような戦略を考えているそうだ。お酒を飲みにくる
(動機付け)→愚痴・相談を言う(お酒も入ればなおさら)→恋愛体質に変わりたいと思う
→ 杉山さんが個人コンサルする(服装・髪型・話し方・出会いの場の提供・デートする際の
注意ポイント・お店の選び方……)→カップル誕生(オタクの恋愛モデルとなり他のオタクに
自信がつく)→「アイツにできるなら俺にもできる!!」となる(連鎖的に反応)。
実は杉山さんはオタクではない。だからアニメのことも詳しくは分からないし、さほど興味も
ないのだそうだ。しかし、だからこそメイド時代に冷静にオタクたちを観察し、彼らを救い出す
方策を考えるようになったのだ。
杉山さんによると、オタクは誠実で、優しくて、いい人が多いのだが、恋愛のやり方を
わきまえていないので、女性と付き合うことができないのだという。オタクの問題点は、
まずは清潔にできていないこと。爪が伸びていたり、においがするほど体臭のする人もいるそうだ。
「お風呂に入る時間があったら、ゲームをしたいと思うのでは」と杉山さんは推測する。
そしてオタクの2番目の問題点は、消極的で自分をアピールできないことだそうだ。確かに
思いだけ高めて、じっと陰から見つめられていたら、女性はたまったものではない。
そして第3の問題点は、逆のパターンで、いきなり「好きです」と言ってしまうことだそうだ。
恋愛は微妙な距離感の駆け引きが必要なゲームだから、TPOをわきまえない行動は、
何の成果も生まないのだ。(>>3-10につづく)