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事故で全身まひ、トヨタ公聴会で韓国人被害者に言及
24日に自宅で取材に応じたチェさんは、事故の瞬間を鮮明に記憶していた。「後部座席に3歳の娘と5歳の息子を乗せ、マサチューセッツ州の高速道路を走っていたが、
突然ハンドル操作が利かなくなり、車がジグザグ走行を始めた。左にハンドルを切ると、車は右に行き、きーっというごう音がした」という。
チェさんの乗用車は高速道路脇の標識の柱に衝突して転覆した。子供は無事だったが、チェさんは意識不明のまま病院に運ばれ、体の感覚を失った。首を骨折したのだった。
チェさんは「車両の欠陥が明らかにもかかわらず、トヨタ側は運転ミスだと主張した」と振り返った。
訴訟で、車両欠陥の立証責任はチェさん夫妻にあった。事故車の下に潜り、数百枚の写真を撮った夫は、自身の専攻を生かし、問題点を発見しようと努力した。
さらに、廃車寸前のカローラを購入し、事故車と同様に破壊した上で、写真を撮影し、相違点を探そうとした。
トヨタは訴訟3年目に過失を認めないまま、和解金100万ドル(約9000万円)を提示した。チェさんはそれを拒否した。
「何の過ちもないのに、運転ミスという主張を曲げない会社のカネを受け取ることはできなかった」と語る。
しかし、05年3月に一審でチェさんは敗訴した。チェさんはトヨタ側が証拠をねつ造したと確信している。
長期にわたる訴訟で多額の裁判費用を負担した上、夫が勤めていたポラロイド社が3年前に倒産したため、チェさんは経済的に困難な状況に置かれている。
しかし、チェさん一家はほほ笑みと希望を忘れていない。小説家になるのが夢という長女はエール大英文科を卒業し、大学院への進学準備を進めている。
大学進学を控えた長男は、トヨタとの闘いを映画化しようと心に決めている。
(´;ω;`)イイハナシダナァ URLリンク(www.chosunonline.com)