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記事入力 : 2010/02/26 10:59:40
事故で全身まひ、トヨタ公聴会で韓国人被害者に言及
「力がない韓国人の事故について、米下院がトヨタ自動車のトップに検討を求めたんです。痛快で感激しました」
トヨタ自動車の豊田章男社長が米下院の公聴会に出席した24日、デン・バートン下院議員
(共和党・インディアナ州選出)が韓国人被害者、チェ・ヘヨンさん(51)に言及した瞬間、
チェさんはマサチューセッツ州レキシントンの自宅で、車いすの上で涙を流した。
チェさんは、1997年6月30日にトヨタカローラを運転中、車両欠陥によるとみられる事故で
全身がまひしてから13年がたつ。
バートン議員は「トヨタ車が関連する事故で、ある女性が両足を失った」などと事故の概要が
書かれた書類を、証人席の豊田社長に渡した。バートン議員は「この事故記録を検討した上で、
トヨタ側の立場を明らかにしてほしい」と求めた。
トヨタ側は文書内容を検討した上で、立場を伝えると答えた。
24日に自宅で取材に応じたチェさんは、事故の瞬間を鮮明に記憶していた。
「後部座席に3歳の娘と5歳の息子を乗せ、マサチューセッツ州の高速道路を走っていたが、
突然ハンドル操作が利かなくなり、車がジグザグ走行を始めた。
左にハンドルを切ると、車は右に行き、きーっというごう音がした」
という。
チェさんの乗用車は高速道路脇の標識の柱に衝突して転覆した。
子供は無事だったが、チェさんは意識不明のまま病院に運ばれ、体の感覚を失った。首を骨折したのだった。
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