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★「ザ・コーヴ」、アカデミー賞候補に漁師困惑
・和歌山県太地町のイルカ漁を隠し撮りした米国のドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」が米・アカデミー賞の
長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた。
イルカをモリで突き、海が血に染まるシーンなど、上映された国では漁への厳しい批判の声が上がった
問題作だ。「撮影手法も内容も間違っている。受賞すれば見識が問われる」と地元の漁師らは困惑する。
日本では初夏に公開予定で、来月7日(日本時間8日)発表の賞レースの行方が注目される。
人気ドラマ「フリッパー」でイルカを調教した反捕鯨活動家へのインタビューを軸に、撮影クルーと
漁師らとの押し問答やダイバーらが漁を盗撮する様子が描かれる。「水銀を含んだイルカ肉は人体に
有害」と“告発”。直接関係ない水俣病患者の映像も織り込まれる。
捕鯨で知られる同町ではイルカ漁も古くから行われていた。現在は約20人が従事し、水産庁が定めた
年間約2800頭の枠内で沖で泳ぐイルカを湾に追い込むなどして捕獲。解体して食肉として販売している。
町漁業協同組合の杉森宮人参事は「漁は生活の糧で誇り。一方的に悪い存在として描かれ、漁師は
ショックを受けている」と話す。映画化は事前に知らされておらず、顔を出すことも了解していなかったという。
漁協の弁護士は「漁師をジャパニーズマフィアと表現したり、漁を隠蔽(いんぺい)していると説明したり、
明らかな事実誤認がある」とする。
昨秋、東京国際映画祭で上映された際には海外メディアなどから町に取材が相次ぎ、担当課の業務が
ストップする騒ぎになった。北洋司教育長は「私も長年、イルカを食べてきたが、健康被害など
聞いたことがない。水俣病と関連があるかのような内容はあまりに偏っている。最も権威ある
アカデミー賞まで取ってしまったら」と憂慮する。
ルイ・シホヨス監督は取材に対し「なぜ漁師が戸惑うのか分からない。日本たたきの作品でなく、日本への
ラブレター。イルカと人間の両方を救おうとしていることを分かってもらえれば、また日本を訪れたい」
とのメールを寄せた。
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