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岡山、広島など5県警の合同捜査本部が2月上旬、インターネットを使った詐欺容疑で逮捕した2人が、
ホテルを転々としながら近くの民家の無線LANの電波を無断で使う「ただ乗り」という手口で犯行を重ねて
いたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。足が付かないようにするためとみられ、組織的に詐欺を
重ねた事件の摘発は珍しいという。
2人は住所不定、無職の佐藤亘(28)、持留彰宏(28)の両容疑者。8日に逮捕された。逮捕容疑は
2009年10月、北九州市内で通信販売サイトに接続。あらかじめ不正に入手していた他人のクレジット
カード情報を使い、ブルーレイディスクプレーヤー2台をだまし取った疑い。
岡山県警によると、2人は福岡県を拠点とする詐欺グループのメンバー。08年10月ごろ、広島、北九州市の
ビジネスホテルに4、5日間ずつ滞在しながら転々としていた。ホテル近くの民家で使われているセキュリティーの
掛かっていない無線LAN電波をパソコンでキャッチし、無断で使用。通販サイトに接続していた。
ただ乗りすれば、サイトへのアクセス元は民家の住人となる。県警などは、2人がアクセスしたことを割り
出されないようにする工作とみて捜査。被害総額は約5000万円に上るとみられ、裏付けを進めている。
山陽新聞
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