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長引く不況の中、職探しなどの支援に乗り出す公立図書館が目立ち始めた。司書が資
料探しだけでなく、就職活動の相談にものる試みが広がっている。
大阪市立中央図書館(大阪市西区)。「就活関係の本はどこ」「履歴書はどうやって
書けばいい?」。不況とともに、こんな相談が司書に寄せられている。「どんな仕事に
つきたいのですか」などと要望を聞き、参考になる資料や本を紹介。手軽に参加できる
無料の労働相談会や就活セミナーも教えている。
同館には2年ほど前から、失業者らしき人が増えた。平日の昼間に長時間、あてもな
く座っているスーツ姿の男性が目立つようになった。
もともと、1日に40人近くのホームレスが居場所を求めて訪れ、仕事をなくし野宿
を強いられる現状を訴えていた。手助けできないかと、司書が支援団体を紹介したり、
医療、生活保護の情報をのせたガイド本などをカウンターに置いたりしていた。
1月、「働くこと」に関する本約500冊を1カ所に集めた。就職や起業のマニュア
ル本、労働法規、企業小説、自己啓発本、カリスマ経営者の自伝と多種多彩。すぐに貸
し出され、棚が空っぽになるほどの好評だという。高橋俊郎・利用サービス担当課長は
「仕事を見つけることはできないが、力になれることは多い」と話す。
(続く)
■ソース(朝日新聞)
URLリンク(www.asahi.com)