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滋賀県守山市の食品メーカーが、鮒(ふな)ずしを原料に使った生キャラメルを
製造・販売し、話題を呼んでいる。
チーズのような味わいが特徴だが、独特の臭味は控えめで、
鮒ずしファンの評価は分かれそうだ。
「びわ湖の恵本舗」が自店や県内の道の駅などで販売している
「パフ生キャラメル」(12個入り、800円)。渡辺明子店長(68)が
「滋賀の魅力を全国に伝えたい」と昨年10月から開発に取り組んだ。
鮒ずしは主に琵琶湖のニゴロブナを乳酸発酵させて作られる熟(な)れずしで、
アミノ酸などのうまみ成分が豊富。
鮒ずしをペーストにしてキャラメルに練り込んだところ、
においは抑えられた。さらにしつこさを抑えるため、
近江米をポン菓子状にして入れてみた。
「チーズのような芳醇(ほうじゅん)な味わい。
できあがった瞬間は感動した」と渡辺さん。
購入者も最初は恐る恐る口に運ぶが、
「臭味がなく、お米のさくさく感が香ばしい」と好評だという。
チョコをコーティングした新商品も出している。
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