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食料品スーパー「サンエー」(堺市、破産申請)が、1万円で1万2千円分購入できる商品券を
販売したまま倒産し、購入した約600人が総額1千万円以上の被害を訴えていることが21日、
同社の代理人弁護士への取材で分かった。商品券の発行には法令上、財務局への届け出や倒産に備え
供託の義務があるが、同社は無届けで供託もしていなかった。弁護士は「会社側は法令を知らなかった。
返金の可能性は低い」としており、購入者は泣き寝入りを強いられる事態になりそうだ。
近畿財務局では、無届け業者が商品券を売ったまま倒産したケースについて、「これまで聞いたことが
ない」としている。
民間信用調査会社などによると、同社は昭和46年に設立され、「サンエー」「生鮮市場千成」の屋号で、
堺市内に3店舗と大阪府柏原市と奈良県御所市に各1店舗を経営。2千円分のプレミアム付き商品券を
1万円で昨年12月末まで長年販売してきた。
ところが、今年1月10日になって突然営業を停止し、店頭に「商品券は使えません」という趣旨の張り
紙を出し、今月19日に大阪地裁に自己破産を申請した。
堺市立消費生活センターにはこれまでに34件の相談が寄せられ、被害額は1人最高4万円。「商品券が
使えなくなったが、どうしたらいいのか」と困惑する購入者が多いという。
弁護士によると、同社は12月末までスポンサーと支援交渉していたが、年明けになって頓挫したという。
「突然の事業停止で現場の店長も知らなかった。決して購入者をだましたわけではない」と釈明している。
※続きます。
産経msnニュース 2010.2.22 00:07
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