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ネットの企業情報、就活生に戸惑い
劣悪な職場環境や働きにくい会社の呼称として若者の間で定着しつつある「ブラック企業」。
その真贋(しんがん)を巡る情報が、就職活動関連のネット上で急増している。
パワーハラスメントの被害体験やワースト企業ランクを紹介する匿名サイトが目立つが、
定義もあやふやで中傷に近い情報も。ただでさえ過酷な就職戦線に挑む学生の混乱に
拍車をかけているようだ。
「職場環境が劣悪」「技術力がない」…
機械、運輸業界志望で就活中の埼玉県宮代町の私大の男子学生(21)は昨年、
合同説明会で興味を持った企業について帰宅後、ネット検索してみた。
「技術力がない」「大手のおこぼればかり」。出てきたのは悪いうわさの連続。
エントリーを早々とやめた。「ネットの情報をうのみにしているつもりはない」としているが、
「火のない所に煙は立たないのでは」とも思う。
パワーハラスメント、長時間勤務……。劣悪な職場での就労体験を書き込んだ匿名掲示板や、
利用者同士で企業の「ブラック度合い」をランク付けしたサイトが今、無数にある。
そのほとんどは匿名の告発や伝聞で、書かれている業界や内容も様々。
そんなネットの書き込みを基にした「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」
が2008年に出版され、昨年には映画化、若者を中心に人気を博している。
(続く)