10/02/23 12:00:46 0fI67qYG0
>>582 続き
酷い場合だと、1の発注元企業は一人当たり、月間170万程のコストをかけて
発注しているのにも関わらず、5の技術者の手取り金額は30万ちょっとになる
場合もある。差額の140万円は中間業者により搾取されるのである。
これは変である。1の企業は
170万円の技術者を雇っている筈なのに、30万円レベルの技術者
が来てしまうのだから。クレームや問題も大量に発生する。それらは全て現場の
技術者がクレーム処理係として対応しなければならない。これでは病んでしまう。
残業代不払いの件も1の大手企業は法を順守して”時間外手当”として支給
してはいるが、中間業者間で残業代の搾取があり、5に降りてくる頃にはどこかに
残業代が消えてしまっている。これがサービス残業の実態だ。
この商流ではSEの35歳定年説なども容易に説明がつく。5の賃金を安くする
為には何も知らない20代の若者が最適だからである。決して能力が35歳以上
が低い訳ではない。現場で20代を多く雇えば35歳以上は採用されづらくなる
のは当たり前である。
ちなみに最下層の4に”社員登録”している35歳超えの技術者はどういう末路
を辿るかというと、
自社研修(平均3カ月)→自宅待機(約半年)→案件決まらず強制リストラもしくは
給料支給停止
の道が零細インチキ請負業者の末路となっている。酷い場合は待機期間に入った途端、
いきなり保険証等を取り上げられる事もある。これのどこが”社員”なのだろうか?
待機期間も国の助成金を使っているため、4の企業はまったくもってリスクを背負って
いないと言えるだろう。まったくもってうまくできたシステムである。