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世界中に生息する霊長類のほぼ半分に当たる303の種や亜種に絶滅の恐れがあり、中には個体数が
100前後しかいなくなったものもあるとの報告書を、国際自然保護連合(IUCN)や国際霊長類学会などの
グループが18日、発表。特に絶滅の危険度が高いインドネシアのメガネザルやオランウータンなど
25種をリストアップし、保護対策の強化を求めた。
環境保護団体、コンサベーション・インターナショナルのラッセル・ミッターマイヤー代表は
「人間に最も近く、各地の環境に適応して多様な進化をしてきた霊長類の危機的状況は、
地球規模で進む環境破壊の象徴ともいえる」と指摘。「10月、名古屋市での生物多様性条約締約国会議で、
各国政府は霊長類保護に真剣に取り組む姿勢を示すべきだ」と話している。
IUCNが生息状況を調査した亜種を含めて634種の霊長類のうち、絶滅の恐れがあるものが303種に上り、
森林破壊や狩猟、ペットとしての違法取引が主な原因と分かった。
2010/02/18 17:26 【共同通信】
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絶滅の危機が極めて高いとされたインドネシアのメガネザルの一種(コンサベーション・インターナショナル提供)
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★1の時刻 2010/02/18(木) 22:39:47
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