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新幹線の500系車両が今月いっぱいで「のぞみ」(東京-博多)から引退するのに伴い、JR西日本、東海の
両社が、最後の走行を撮影しようと駅に集まる鉄道ファンのマナーに気をもんでいる。
14日には大阪府柏原市のJR大和路線で、お座敷列車を撮影しようと鉄道ファンが線路に入り運行を妨げる
騒ぎがあり、両社は警備要員を増やすなど“厳戒態勢”を敷く。近年は一部で撮影マナーが悪化しているといわれ、
ファンの間からも批判や反省の声が上がっている。
500系は16両編成を8両に改造し、山陽新幹線の「こだま」となり、東海道新幹線からは姿を消す。
最終日は東京-博多間を1往復し、新神戸駅にも停車する。
JR西日本、東海の両社は鉄道ファンらでホームが込み合うとみて、主要駅に警備要員を配置。転倒の危険がある
脚立を使ったり、運転に支障があるストロボ撮影をしたりしないよう呼び掛ける。
「0系新幹線の引退の時ほど過熱しないとは思うが、どうなることか」と両社の広報担当者。
近年は珍しい車両が走る日などは、駅のホームに集まった鉄道ファンが撮影位置をめぐって怒鳴り合ったり、
規制線を越えたりするケースが増えている。JR大和路線での運行妨害では、JR西日本が被害届の提出を検討する
騒ぎになった。こうした現状にファンからも批判の声が上がる。
鉄道関係の情報やブログなどを掲載するサイト「鉄道コム」は、マナーについて考える緊急企画を始めた。
意見や感想を募ると、2日間で80件以上の投稿があり、「同じファンとして恥ずかしい」などの声に加え、
「今一度自分の行動を省みる必要がある」「過去に1度だけマナー違反をしたことがあった」などの反省の声もあった。
サイトの担当者は「今までにない反響」と驚く。
雑誌「鉄道ファン」の編集部は、自社サイトで読者向けに「お願いとお知らせ」を掲載し、「危険な行為や周囲に
迷惑をかける行為を経て撮影されたと思われる写真は、今後とも掲載しない」と呼び掛けた。
今回の運行妨害については「大きなショックを受けた」といい、現在、マナーを扱う記事を企画中という。
ソース
神戸新聞 URLリンク(www.kobe-np.co.jp)