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大阪府柏原市のJR関西線で、鉄道ファンが撮影のために線路内に立ち入り、ダイヤが乱れた問題で、
JR西日本は15日、一両日中にも柏原署に被害届を提出する方針を固めた。
鉄道ファンの撮影をめぐる被害届は異例。
JR西は「ファンの行為とはいえ、業務に大きな支障が出ており、悪質性が高い」としており、安全運行のために
断固とした姿勢を示すことが必要と判断した。
トラブルは14日午前10時半から11時半ごろにかけて発生。柏原市青谷のJR関西線河内堅上駅付近で、
走行中の快速電車などの運転士が、カメラを持った鉄道ファン数人が線路内に立ち入っているのを見つけ、
運行を一時見合わせた。けが人はなかったが、上下線計19本が運休、計26本が最大39分遅れ、
約1万3千人に影響した。
14日は団体用の貸切お座敷列車「あすか」が走行するため、約50人の鉄道ファンが撮影ポイントの同駅周辺に
集まっていた。現場に駆けつけた係員に退出を促されても拒んだ人もおり、柏原署員も出動する騒ぎになった。
JR西によると、被害届は現場の安全担当者が柏原署に提出するが、妨害行為を行った鉄道ファンを個別に
特定することはしない見通しという。
撮影好きの鉄道ファンは「撮り鉄」とも呼ばれ、撮影スポットなどは盛んに情報交換されている。
珍しい車両が運行される場合には、大勢の鉄道ファンが押しかけ、撮影マナーをめぐってトラブルになるケースも
相次ぐようになっている。
ソース
産経新聞 URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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