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【北京共同】インターネットの利用が急速に拡大する中国で、当局がネット世論を
操作・誘導するため、政府の意向に沿った意見をネットに発表させる「ネット評論員」を急増させている。
中国では新聞やテレビに対する報道統制が強く、ネットに庶民の本音が書き込まれていたが
「いまやネット世論も必ずしも信用できない」(中国で著名なブロガー、安替氏)状態だ。
ネット評論員の存在が目立つようになったのは2008年ごろから。全国の各自治体で
「世論を正しい方向に導くため」と評論員の募集や教育を始めた。最近では甘粛省が1月、
650人の評論員集団を立ち上げると発表。全国の総数は不明だが
「10万人を下らないはず」(中国人作家の韓寒氏)との分析もある。
専業の評論員は少なく、普段は別の仕事に就いているが、大事件やニュースが発生した際に、
当局の指示を受けて政府と一致するコメントをブログやフォーラムに
「個人的見解」として書き込む。中国政府の反対にもかかわらず
オバマ米大統領がチベット仏教最高指導者、
ダライ・ラマ14世と会見すれば「祖国分裂主義者と会見し、
米国は中華民族の心を傷つけた」などと書くわけだ。
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