10/02/15 21:48:15 0
(>>1のつづき)
フランスで生まれている子どもの4割が法律上、シングルマザーです。日本は1-2%。この差が大きい
ことが分かっていない。
少子化対策は、「ありとあらゆること」をしなければだめだと思っています。夫婦別姓はその
「あ」程度です。自民党政権では、それすらだめでしたから。
― 夫婦別姓は、少子化対策でそんなに大きいファクターなのですか?
結婚の多様化を進める要素です。この国は、子どもを生む大前提は結婚です。 しかし結婚は
同姓でなければいけないというルールから外れた人もいるわけで、そういう色々な結婚の形を
認めることは、恒常的に子どもの数を増やす可能性がある政策なのです。
結婚しなくても子どもを産んでも大丈夫なら、インセンティブになると思います。結婚しない限り
子どもを産まないのなら、結婚の多様化を考える。フランスもそれで子どもが増えた。
日本は今でもシングルマザーだと少し白い目で見られる。それがフランスはなく、むしろ主流です。
今は理屈じゃなく、ありとあらゆる手立てを使って、1人でも子どもを増やす努力をしなければ
いけない。私は、思い切って母体保護法に手をつける、つまり中絶禁止までコミットしても
いいぐらいの気持ちです。
もちろんこれは極端な話で、現実には難しいです。私が言いたいのは、それぐらい
「えぐい」テーマにしないとだめだと言う事です。今は、まだ議論がきれいごとで終わっています。
でも即効性を求めるなら、20万人のうちもし半分が中絶できなければ、10万人が生まれてきますよね?
そういう極端な議論もひっくるめた、本気の、包括的な議論が必要だと言いたいのです。
でもそういう真正面の議論は出来ない。自民党はずるくて、「中絶は女性の権利だ」と言って
逃げていた。でも本来、女性の権利はちゃんと避妊できることで、中絶できることではない。
問題をすり替えている。
中絶を厳格化するのと引き換えにピルの自由化をしたら、適正に子どもが生まれてくるでしょう。
でもなぜかしていない。ピルが認可されるまでに数十年かかりました。バイアグラは1年ぐらいで
認可されたのに(笑)。
歴史的に人口が減って栄えた国はないと言われます。正直言うと、こんな議論を今さらしている
ようでは、手遅れです。(以上、抜粋)