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・鳩山首相のツルの一声で、厚生労働省は瞑想や催眠療法といった民間医療に加え、チベット医学、
ホメオパシーなど世界各国の伝統医学の保険適用や資格制度化をマジメに考え始めた。
厚労省は今月5日、統合医療プロジェクトチーム(PT)を発足させた。「統合医療」とは、従来の
医療に伝統医学や民間医療といった保険適用が少ないジャンルを統合させて治療を行うこと。
「医療費抑制の効果があるものの、必然的に医薬品の投与量が減るので、製薬業界と関係の
深い厚生官僚はこれまで見向きもしなかった」(医療ジャーナリスト)
風向きが一転したのは首相の言葉。「鳩山首相は所信表明演説で『統合医療の積極的な推進の
検討』を明言した。さすがに総理の言葉は重いので、バタバタでPTを立ち上げた。
そもそも鳩山首相は、政権交代前から超党派の推進議連副会長や民主党内の推進議連会長を
務めるなど、統合医療に熱をあげてきた。関係者によると、そのきっかけは歯科治療。「歯科を
受診した際、歯科医が統合医療を取り入れていた。歯の痛みを足つぼマッサージで抑えたそうで、
その実体験が大きいのではないか」という。
PTはとりあえず統合医療の研究がさかんな米・国立衛生研究所のジャンル分けを引用して、
国内での実態把握を始める。伝統医学としては、中国医学やインドの教え「アーユルベーダ」、
イスラムの医学「ユナニ」。さらに、断食療法や瞑想、磁気療法、オゾン療法、気功など「長妻
厚労相の意向もあり、範囲はなるべく広めにした」(厚労省幹部)。
温泉療法も検討の対象となる。札幌国際大学の松田忠徳教授は「戦前までは病気を治すために
あった温泉が、戦後になって『酒を飲む場所』に変わってしまった。病が起きてから対処するのが
西洋医学。東洋医学は免疫力を上げて病気にかかりにくい体にする。湯治も6-7割が予防医学で、
ようやく世界的な流れとなる」と喜ぶ。
日本統合医療学会も「『玉石混合』といわれるが、その中から本当に効果があるものを1日も
早く実証することが患者本位の医療につながる。今回のPT発足はその大きな第一歩」と
高く評価する。(抜粋)
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