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「選挙権が欲しければ国籍をとればいい」との考え方がある。だが、母国へのつながりを
保ちつつ、いま住むまちに愛着を持つことは自然だ。そうした外国人を排除するのではなく、
多様な生き方を尊重する社会にしたい。
日本の活力を維持するためにも、海外の人材が必要な時代である。外国人地方選挙権を
実現することで、外国人が住みやすい環境づくりにつなげたい。分権時代の地方自治を
活性化させることもできる。
地域社会に根付き、良き隣人として暮らす外国人に、よりよいまちづくりのための責任を
分かち合ってもらう。そのために地方選挙への参加を認めるのは妥当な考え方だろう。