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・「制服」でズボンをずり下げる「腰パン」はNG?
バンクーバー五輪の選手村入村式で、全日本スキー連盟はスノーボードの国母和宏選手
(21)を「服装の乱れ」を理由に出席を自粛させた。最近の中学、高校では「腰パン」があふれる。
指導する先生にも頭の痛い問題のようだ。
公式服のネクタイを緩めてシャツはすそ出し。ずり下げてだぶつかせたズボン。サングラスに
鼻ピアス。バンクーバーに向かう国母選手はこんな格好だった。現地入りの報道を見た人から、
スキー連盟に批判が寄せられた。
ズボンを腰骨より数センチ下げて履くのが「腰パン」。もとは米国のアフリカ系の若者の流行だ。
日本では1990年代から広まった。
国母選手は中学時代から世界の一線で活躍し、今大会でもメダル候補。服装にも、自分なりの
こだわりが強い。
ただ、日本オリンピック委員会(JOC)には国際大会での「代表選手団公式服装規程」という
決まりがあり、「自覚と誇りを持って選手団公式服装を着用しなければならない」と定められている。
サッカー日本代表は英国ブランド「ダンヒル」と契約し、移動時にはスーツを着る。日本サッカー
協会は「社会人としての常識を保つように」と指示する程度という。
「事前に、何が求められているか話しておけば、実力とは関係ない場面で、こんなすれ違いは
なかったのでは」。石川県の公立高校の女性教諭(59)は同情的だ。
自らの高校では、男子生徒の3分の2が「腰パン」。今どきの子には当たり前の格好で、
注意しても何が悪いのか分からず、きょとんとされるという。だが、就職活動の前には「相手が
何を求めているか考える力をつけて」と指導する。「頭ごなしに注意してはかえって信頼関係を失う」
甲子園の出場経験がある九州の高校野球指導者は「世界トップレベルなら、ふるまいもそうで
あってほしい」とくぎを刺しつつ、「社会全体に寛容さが消え、服装や言動など競技以外でも
厳しくチェックされる時代になった。以前は、もう少し長い目で見てもらえた」とも話す。(抜粋)
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