10/02/10 06:42:05 0 BE:823010764-PLT(12556)
冷たい海風。南極海洋上の気温は氷点下だ。調査捕鯨を行っていた日本の船団は
先月6日未明(日本時間)、正体不明の船に追尾されていた。
船は捕鯨国のノルウェーの国旗を掲げている。だが、数時間にわたる執拗(しつよう)なまでの
追尾行動に異様な雰囲気が漂った。突然、視界に入ってきたのは「ノルウェー船」ではなく、
黒い流線形の高速艇だった。捕鯨船団にレーザー光線を照射し、異臭がする薬品入りの
ボールを発射装置を使ってほうり込んでくる。
「あいつらだ…」。進路の安全を確保するために、流線形の高速艇に放水や音響装置を使って
警告し続けたが、敵は暴挙に出た。船体を捕鯨船に接触させてきたのだ。衝突の
衝撃とともに波しぶきが甲板に飛び散った。
ノルウェー船に偽装した船と流線形の高速艇は、環境保護を標榜(ひょうぼう)する
米団体「シー・シェパード(SS)」の抗議船。衝突した高速艇「アディ・ギル号」は
船首が大きく破損し現場に放棄された。乗組員らはもう1隻の抗議船に救助され、
そのまま立ち去った。洋上には油が漂い、船体の一部など多くの残骸(ざんがい)が
海上に散乱していた。
「これまでで最も危険な行為だった」。水産庁の委託を受けて調査捕鯨を行っている
「日本鯨類研究所」の石川創調査部次長は現場海域から送られてきた映像をみて、
こう語った。「これほどの衝突が起きて、死者が出ずに済んでよかった」とも付け加えた。
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*+*+ 産経ニュース 2010/02/10[06:42:05] +*+*
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