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田中角栄元首相、竹下登元首相、金丸信元党副総裁……。小沢一郎・民主党幹事長が自民党時代に
同じ派閥に属し、「政治のボス」と慕った政治家はいずれも東京地検特捜部の捜査で追い込まれ、
一線を退いた。自らの資金管理団体の事件で、初めて「宿敵」特捜検事と対峙(たいじ)した
小沢氏。嫌疑不十分で不起訴となり、政治生命を保ったが、元秘書らの裁判や
検察審査会で「対決」は続く。
「公平公正な検察当局の捜査の結果として、受け止めております」。不起訴となった4日夜、
小沢氏は記者団に語った。特捜との対決を訴えた1月16日の民主党大会から19日後のコメントだった。
党大会で小沢氏は言った。「我が党の党大会に合わせたかのように逮捕が行われる。
これがまかり通るならば、日本の民主主義は暗澹(あんたん)たるものになってしまう。
非常に憂慮している」
その言葉は、三十数年前のある発言と妙に似通う。
「真の民主主義を維持し、発展させていくうえで、はなはだ憂うべき現象だ」
1976年4月、ロッキード事件と自らを結びつける世論に異を唱えた田中元首相の言だ。
それから約3カ月後、田中氏は受託収賄容疑などで逮捕された。
小沢氏は191回にわたった裁判をすべて傍聴した。「いつも背筋をピンと伸ばし、
厳しい表情でじっと前を見据えていた」。小沢氏の様子を裁判にかかわった検事は振り返る。
政治評論家の鈴木棟一さんは「傍聴する中で、捜査の矛盾を確信したのだろう。
それが検察への対抗心につながっている」と話す。
*+*+ asahi.com 2010/02/09[07:45:25] +*+*
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