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■福岡で企画展開催
県出身で全国の部落解放運動を引っ張った松本治一郎(1887~1966)や井元麟之(りん・し)
(1905~84)の私蔵品を集めた企画展「部落解放運動の原風景」(県人権研究所主催、
朝日新聞社など後援)が福岡市早良区の市総合図書館で開かれている。貴重な資料から、
解放運動の熱気が伝わってくる。
展示されているのは戦前の資料が中心。水平社全国大会のポスターや議案書、陸軍の部落差別を
糾弾する運動が弾圧された大正時代末期の「福岡連隊事件」を報じる機関紙、運動関係者が松本に
あてた書簡などで、県人権研究所が保管している。
九州では全国水平社結成の翌1923年に全九州水平社、福岡県水平社が発足。九州の組織は
全国水平社の構成員の約5割を占めるなど活発で、松本は全国水平社の議長、井元は書記局長を務めた。
県人権研究所の前身の福岡部落史研究会の結成35周年を記念し、部落解放史に大きな足跡を残した
県内の運動を見つめ直そうと企画した。研究所理事で田川市石炭・歴史博物館長の安蘓(あ・そ)龍生さんは
「初公開の品がほとんどで見逃せない内容」と話す。14日まで(8日は休館)の午前10時~午後5時、入場無料。
URLリンク(mytown.asahi.com)