10/02/08 20:15:13 0
新型インフルエンザワクチンの中高生の接種者数が伸び悩んでいる。昨年12月に始まったが、
特に高校生は1割以下。予約殺到を予想していた関係者は「肩すかし」の状態だ。
感染者数は下火傾向だが、依然として流行は続いている。県は「受験生はできるだけ接種を」と
呼びかけている。(石倉徹也)
県薬務水道課によると、1月19日現在、中高生に先駆けて接種を始めた「1歳~小学3年」の
接種予約は約75%、「小学4年~6年」は約40%だった。医療機関への電話は一時期、
殺到してつながりにくくなったほどだ。ところが、12月11日から接種予約を始めた中学生は
1万285人で全体の16・3%と2割を切り、同22日から予約を始めた高校生は5863人で
全体の1割にも満たない9・3%だった。
「高校入試や大学受験などもあり、予約は6割ぐらいはいくと思った」と県の対策本部。
接種希望者が増えない理由を岐阜市のある高校の教頭は「3年生は1、2年生と比べ、
感染者数は少なかった。受験を控え気を張っているし、予防する意識も高いからわざわざ
受けたがらないのでは」と推測。県の担当者は「感染者が減ってきており、感染が収まっていると
感じているからか」とみる。県によると、感染状況はピーク時の4分の1にまで減った。
さらに接種が進まない事情には、不況の影響もありそうだ。ワクチン接種は1回3600円。
13歳未満は2回で6150円。県教育委員会の幹部は「各家庭の経済力もあり、接種を子どもたちに
強くは求められない」と明かす。
URLリンク(mytown.asahi.com)