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トヨタ自動車は6日、ハイブリッド車の新型「プリウス」のブレーキに不具合が発生した問題で、
国内で販売済みの全車両について、リコール(回収・無償修理)の実施を決め、販売店に伝えた。
国土交通省と調整した上で、今週前半に正式発表する。
国内では、法律で定めた保安基準を満たさず、原因が設計や製造過程にある場合、
国交省へのリコール届け出が義務づけられている。トヨタはプリウスの不具合は欠陥ではないとして、
自主改修である「サービスキャンペーン」も検討したが、信頼回復を優先し、
厳格なリコールに踏み切ることにした。リコールでは、不具合の原因となった
アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)の電子制御プログラムを修正する。
昨年5月に発売された新型プリウスは米国など約60か国・地域で計30万台以上が販売されており、
米国などでもリコールや自主改修で同様の無償修理を行う。
プリウスは、「ブレーキが利きにくい」といった苦情が日米で100件以上寄せられていることが3日わかった。
販売済み車両への対策を発表する前に1月末から工場で生産する車両に改善策を講じていたこともわかると、
内外で不信感が強まり、5日に豊田章男社長が緊急記者会見で早期に具体策を決める考えを示していた。
(2010年2月7日03時11分 読売新聞)
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