10/02/04 01:54:37 0
★さらばボンネット型、急行「能登」最後の検査
3月12日に廃止されるJR西日本の夜行急行「能登」(金沢―上野)最後の「交番検査」が2日、金沢市
乙丸町の金沢総合車両所で行われた。
「能登」は1959年に誕生し、一時、運行を停止していたが、75年から寝台特急「北陸」(上野―金沢)を
補完する夜行急行として復活した。93年に「ボンネット型」(489系)車両を導入。JR最後のボンネット型
車両として鉄道ファンの根強い人気を集めている。
交番検査は3か月に1度実施する「定期健康診断」で、同社が保有する能登3編成のうち2編成は1月に
検査済み。この日は18人の検査員が作業にあたり、ハンマーで車体をたたいて異常音がないか調べる
「打音検査」のほか、電流回路を交流から直流に切り替える「交直転換器」の点検、運転席内の機器の
動作確認、室内座席のチェックなど、故障がないかを念入りに調べていた。
検査責任者の張田一重班長(54)は「花形の電車だったので寂しい。私が国鉄に入った頃の車両で、
大雪の時の整備は大変でしたが、丈夫な電車にできた自負はあります」と話し、自らの鉄道マン人生と
重ね合わせていた。
最終運行となる3月12日の乗車券は、2月12日午前10時から全国の「みどりの窓口」で販売開始となるが、
「全国のファンが一斉に買おうとするので、おそらく一瞬で売り切れるだろう」(金沢支社)としている。
金沢支社では、「能登」と「北陸」の運転終了にあわせたパネル展を13日から3月13日まで、金沢駅
コンコースで開催する。
両列車や、運行に携わった人たちの写真を展示し、両列車のこれまでの歩みを紹介。ファンから募集した
能登・北陸にまつわる思い出やエピソード、メッセージも随時、掲示していく。
メッセージの応募用紙は金沢駅で配布中。応募希望者は28日までに、〒920・0005 金沢市高柳町
9の1の1、JR西日本金沢支社営業課内「『北陸号』・『能登号』にまつわる思い出事務局」あてに郵送する。
採用者には記念ボールペンが贈られる。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)