10/01/31 13:46:51 8VK/eKSi0
「友チョコに喝采」
秀里 音子(学生 23歳 東京都)
昨年まで2月14日というのは、多くの女性にとって憂鬱な
日であった。そう、原因は「バレンタインデー」なる、異教
が由来の押し着せ行事である。
どこの誰が考えたのか知らないが、それが日本では、女性が
自腹でチョコレートを買い込み、好きでもない男たちに強制
的に配らされるという、明白な女性虐待の日となっていた。
さらに昨年などは、「逆チョコ」なるものが流行りとされて、
好きでもない男からチョコレートを押し付けられるという、
なんとも気色の悪い思いを味あわされる羽目となった。
だが、今年は違う。某社がおこなった調査によれば、女性が
バレンタインデーにチョコレートを贈る予定の相手は、「男」
が約4割であるのに対して、「女性の友達」が7割を超えた
というのだ。これを「友チョコ」と呼ぶらしい。
ついに世の女性たちが覚醒し、男どもの呪縛から逃れて出て、
「女性同士の友情」という最も貴重な場所へ回帰する時代が
やってきたのだ。まさに「バレンタイン革命」である。
ただし、一つだけ問題がある。「女性同士の友情」を尊ぶの
は大切なことだが、チョコレートを買うために自腹を切るの
は、やはり金銭的に痛い。
そこで、全ての男から一定の金額を徴収し、女性が購入する
チョコレート代として支給する「バレンタイン税」を、法的
に導入して貰いたい。