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２月１４日のバレンタインデーに向け、お菓子商戦が始まった。今年は「手作り派」が
増える兆しを見せている。景気の低迷に加え、日曜日のため恋人と一緒に作ろうと
考える女性が多いようだ。
名古屋市中村区の東急ハンズ名古屋店は、初心者から本格派向けまで約１００種類の
手作りバレンタインセットを置いており、品定めに訪れる女性が途切れない。
女子高生なら６００円台、ＯＬなら千円ぐらいが売れ筋だ。
同市北区の飲食店員中里南さん（２０）は、３、４種類を試して、最も自信の持てるセットを
もう一度買って、彼氏や同僚、家族に渡すつもりだ。「手作りが一番気持ちがこもっていると思う。
今年はとろけたチョコが入った『フォンダンショコラ』に挑戦します」。愛知県刈谷市の
自動車関連会社に勤める女性（２２）は、２年ぶりに手作りをしようと、チョコやクッキーの
手作りセットを買った。「費用は手作りなら３分の１ぐらい。不景気だから、
たくさん配る人はきっと手作りにすると思う」と話していた。
売り場担当の佐藤裕子さん（２６）は「今年は日曜日なので、恋人や友達と一緒に作って
楽しむ人が多いはず」とみる。近年の手作りはチョコに限らず、クッキーやマフィン、
タルトなど多様化しており、今年は特にマカロンに人気が集まりそうだという。
バレンタインの手作りセットを６種類製造している菓子材料専門店「クオカプランニング」
（本社・徳島市）によると、今年の出荷量は９万個を超える勢いで、昨年の２倍近い。
特にチョコを色鮮やかに飾ったり、文字や絵を描いたりする「デコレーションキット」が
人気という。担当者は「最近は、家で質の良い食材を使っておいしいものを作る
『内食志向』が強くなっている。また、携帯電話やメールを飾る感覚で、お菓子も
自分らしく飾りたい方が多いからでは」とみる。
*+*+ asahi.com 2010/01/31[09:09:26] +*+*
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