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・中国製冷凍ギョーザによる中毒事件が発覚してから2年が過ぎた。中国側が歓迎する民主党・鳩山政権の発足で
真相究明が進むかとみられたが、反応は鈍く、昨年末には中国側で捜査責任者が人事異動するなど幕引きムードも漂う。
「民主党政権なら譲歩してくれると思ったのに」。鳩山政権からは、熱意のない中国への恨み節も聞こえてくる。
「中国に対する日本人の好感度調査で、女性は男性より好感度が低くなっている。ギョーザの話が効いているのでは」
岡田外相は26日の記者会見で、事件の影響が色濃く残っている現実を語り始めた。
岡田氏自身、今月17日に行われた中国の楊外相との会談で、女性の好感度で中国側に「警告」、事件解決を迫る
つもりだった。だが、東シナ海のガス田問題に時間を取られ「警告」はまぼろしに。悔しい思いをしたばかりだった。
岡田氏は昨年9月の就任以来、この問題で中国側に迅速な対応を求めてきた。
鳩山政権発足後、初の顔合わせとなった昨年9月末の上海での外相会談では「ギョーザ問題をうやむやにして
もらっては困る」と切り出し、議論のほとんどをギョーザに費やした。
この会談で岡田氏は「現在までの捜査の状況をそのつど報告してほしい」と中国側に捜査状況の報告も要求。
「日本の主婦層が中国の食品を食べなくなっている。それでいいのか」と迫った。就任まもなく岡田氏の強い主張に
驚いた楊氏は「やることは相当やった」と防戦に追われたという。
鳩山首相も昨年10月の温家宝首相との会談で、毒物が「中国側で混入した」との見方を示し、混入場所の
特定を求めた。だが、年が明けても捜査状況に関する中国側からの回答はなく、事件が棚上げされかねないことへの
懸念は強まりつつある。
両政府は昨年10月の首脳会談で、食の安全に関する日中閣僚会議の定期開催で合意。今年2月にも食品、添加物、
乳幼児のおもちゃを対象に、日本側による中国の国内施設への立ち入り検査を可能とする合意文書を取りまとめるが、
「自民党政権ではできなかった事件の真相解明を」との思いが鳩山政権には強い。
「民主党政権には、中国も譲歩するだろう」という淡い期待が空回りしているともいえそうだ。(抜粋)
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