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(>>1のつづき)
区の「子ども家庭支援センター」も昨年9月、海渡君の胸や腹にアザがいくつもあるのを、診察中に見つけた
歯科医から通報を受けていた。海渡君は医師に「パパはいつもぶつんだよ」と話したという。
この事実は学校にも伝えられ、校長、副校長、担任の3人がアパートを訪ね、健二容疑者が「二度と殴らない」と
話したため、報告を受けた同センターも都墨田児童相談所も「対応は不要」と判断していた。
しかし翌10月、海渡君は11日間、12月も6日間欠席した。同じ頃、近所の路地裏に100点満点ばかりの
海渡君のテストの束が捨てられているのを住民が見つけていた。
1月に入っても始業式から20日まで登校していなかった。それでも学校側は「虐待がある」とは受け止めて
いなかった。
26日まで開かれていた「区立幼稚園・小学校展覧会」に、海渡君が教科書の一節を鉛筆で写し、熊の写真を
まねて挿絵にした作品が、優秀作として展示された。親熊と2匹の子熊の絵は、親熊だけが、目がつり上がっている
ように描かれていた。
◆相談所や学校の連携足りず◆
児童虐待の初期対応を担う江戸川区の「子ども家庭支援センター」は今回、「学校側が状況を把握出来ている」
との理由で両親に面会していなかった。墨田児童相談所にも文書で情報提供しただけで、同相談所も「センターが
対応している」として、海渡君が学校を休みがちになる10月以降、状況を把握することはなかった。
厚生労働省では「学校任せではなく、三者の密な連携が必要だった」として、児童相談所を運営する都道府県に対し、
「虐待の情報提供後、原則48時間以内に子どもを目視する」「安全確保のための一時保護を辞さない」ことを
求める通知を出した。(以上)