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□中学入試「曲がり角」 不況で受験者減、出願も絞り込み [10/01/30]
首都圏の中学入試は、埼玉、千葉に続いて2月1日に東京、神奈川の
私立中が解禁になり、本格化する。この10年、首都圏の中学受験者は
おおむね増え続けてきたが、不況の影響が表れ、大手進学塾には減少予測も。
出願校数も一層絞り込む傾向で、「曲がり角」の年になりそうな気配だ。
大手進学塾の四谷大塚(本部・東京都中野区)によると、私立と国立を
合わせた首都圏の中学受験者数は2003年以降、毎年最多を更新し続けた。
昨年の受験者は5万4千人。10年前に比べて1万7千人増、1.5倍近くになり、
1都3県の小6の6人に1人が受験した計算だ。
中学受験を目指す家庭は数年前から資金面も含めて準備に入るところが
多いと言われ、08年秋のリーマン・ショック後、最初のシーズンだった昨年は
さほどの変化はみられなかった。しかし、首都圏の私立中の初年度納付金は
安いところで70万円程度、高いところでは170万円にもなる。不況に出口が
見えないなか、事前の志望動向調査などから、ここに至って伸びが止まるのは
必至という。>>2以降へ続く。
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