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ANAが29日発表した2009年4~12月期連結決算は、最終損益が351億円の赤字
(前年同期は94億円の黒字)だった。景気低迷の影響でビジネス用の旅客需要が減少。
下期に国際線の旅客数や貨物量の一部が回復したが、単価の下落を補えず採算が大幅に悪化した。
売上高は前年同期比17%減の9237億円。主力の国内線旅客数は9%減の3019万人に減少し、
単価は3%減となった。国際線旅客数は微増の341万人だったが、ビジネスクラスの利用低迷や
燃油サーチャージの値下げが影響。同業他社による団体客向けの安売り販売などが価格競争に
拍車をかけ、国際線単価は 34%減少した。
営業損益は378億円の赤字(前年同期は403億円の黒字)、経常損益は576億円の赤字
(同227億円の黒字)だった。
同日都内で記者会見した金沢栄次上席執行役員は、通期見通し(最終赤字280億円)を据え置いた
ことについて「ハードルは決して低くないが、1030億円が目標のコスト削減は4~12月期までに
900億円を達成した」と説明。収入面では「国際線の旅客や貨物需要が回復基調にある」と述べた。
JAL(9205)が会社更生法を申請した影響については、、JALが撤退した国際路線の一部で
ANAの旅客が大幅に増えていると話した。
[NIKKEI NET](1/29 15:51)
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