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(>>1のつづき)
私は、すべての主要国による公平かつ実効性ある国際的枠組みの構築や意欲的な目標の
合意を前提として、2020年に、温室効果ガスを1990年比で25%削減するとの目標を
掲げました。大胆すぎる目標だというご指摘もあります。しかし、この変革こそが、必ずや日本の
経済の体質を変え、新しい需要を生み出すチャンスとなるのです。
(中略)
アジアの方々を中心に、もっと多くの外国人の皆さんに日本を訪問していただくことは、経済成長
のみならず、幅広い文化交流や友好関係の土台を築くためにも重要です。日本の魅力を磨き上げ、
訪日外国人を2020年までに2500万人、さらに3千万人まで増やすことを目標に、総合的な
観光政策を推進します。
(中略)
私たちは、これまで財務省主計局の一室で官僚たちの手によって行われてきた予算編成過程の
議論を、民間の第一線の専門家の参加を得て、事業仕分けという公開の場で行いました。
上から目線の発想で、つい身内をかばいがちだった従来型の予算編成を、国民の主体的参加と
監視のもとで抜本的に変更できたのも、ひとえに政権交代のたまものです。
「戦後行政の大掃除」は、しかし、まだ始まったばかりです。
(中略)
私は、東アジア共同体構想を提唱いたしました。アジアにおいて、数千年にわたる文化交流の
歴史を発展させ、いのちを守るための協力を深化させる、「いのちと文化」の共同体を築き上げたい。
そのような思いで提案したものです。
(中略)
アジア太平洋地域における信頼関係の輪を広げるため、日中間の戦略的互恵関係をより充実
させてまいります。
日韓関係の、世紀をまたいだ大きな節目の今年、過去の負の歴史に目を背けることなく、これからの
百年を見据え、真に未来志向の友好関係を強化してまいります。
(中略)
人のいのちを守る政治、この理念を実行に移すときです。子どもたちに幸福な社会を、未来に
かけがえのない地球を引き継いでいかねばなりません。
国民の皆さま、議員の皆さん、輝く日本を取り戻すため、ともに努力してまいりましょう。
この平成22年を、日本の再出発の年にしていこうではありませんか。(以上、抜粋)