10/01/29 15:16:28 zjFeNdnr0
「ハァハァ・・・」
少年は荒れ狂う群衆を尻目に、この避難キャンプまで逃げ帰ってきた。彼の腕には救援物資の箱。アルファベットで「JAPAN」と書かれている。彼はその国を知らない。しかし彼はその名も知らない国に対して、心の底からお礼を言いたかった。
「これで妹が・・・助かるんだ・・・」
そう。彼の家族は父も母も死に、妹だけが残ったのだ。しかしその妹も虫の息。この救援物資の中身を知らないが、もし食料や衣料品だったとしても物々交換で医療品を手に入れられるかも知れない。
そんな小さな希望を抱き、彼は虫の息の妹の前で箱を開けた・・・
「何々だコレ・・・」
彼が命からがら持ってきた箱には
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良く分からない形におられた紙が入っていた
終