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・「家族を失った人たちに1人じゃないことを伝えたい」-。
ハイチ大地震で被害を受けた人たちに、千羽鶴を贈って元気になってもらおうという動きが、
「mixi」で広がっている。今後、NGOなどを通じて被災地に送られることが検討されている。
清瀬市のアクセサリー作家、中村ゆりさん(34)は、長男の風汰くん(4)と一緒に、ハイチの地震
被害者たちに心を込めて千羽鶴を折った。「日本にいて、何も助けられない自分がもどかしかった」という。
そんなとき、参加している「mixi」の会員が、鶴を折ってハイチに送ろうとしていることを知った。
「これなら日本にいる自分にもできる」。そう思った中村さんは早速、千羽鶴活動に参加することにした。
近所の友人らに声をかけて鶴を集め、近く呼びかけ人でワクワククリエーターのみぃやさん
(21)=大阪府吹田市=の元に送る意向だ。
みぃやさんは今年初旬、淡路市の北淡震災記念公園を訪ねたとき、海外の人たちが手形を
寄せてくれていたことに感銘を受けた。その直後にハイチで地震が起き、mixi上で友人に何かが
できないか問いかけたところ、千羽鶴のアイデアをもらったという。
1人1つの鶴に限定して募集していることを今月15日、日記に書いたところ、全国から多くの反響が
寄せられた。そこで、みぃやさんはすぐに友人に協力を呼びかけ、事務局が全国に5支部を設置した。
「食糧不足の中で、千羽鶴を集めても、しようがないとの批判もあった。でも被害者の中には、家族を
失って悲しんでいる人が多くいる。そんな人たちに国は離れているけれど、鶴を贈ることで、1人じゃ
ないよという気持ちを伝えたかった」と、みぃやさん。
集められた鶴は千羽鶴にし、ハイチの情勢が落ち着いたころに、現地に届けたい意向だ。(抜粋)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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