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小沢一郎民主党幹事長が党首などを務めていた新生党や自由党が解散した際、
両党に残っていた資金の大半に当たる計約22億8000万円が、小沢氏関連の政治団体に
移されていたことが、関係者への取材や政治資金収支報告書などから分かった。
両党の残金には政党助成金などの公金が含まれており、解党のたびに小沢氏が多額の公金を
自身の管理下に置いてきた格好。政治資金力がなお、ものをいう政界にあって、
「壊し屋」とも呼ばれる小沢氏の資金調達の一端がうかがえる。
政治資金収支報告書や政党交付金にかかわる報告書などによると、小沢氏が党首だった自由党は
2003年9月、民主党との合併により解散。自由党には、政党助成金約5億6000万円を含む
約15億5000万円が残っていたが、解散当日に約13億6000万円が自由党の
政治資金団体だった「改革国民会議」に移された。
1994年12月には、小沢氏が代表幹事を務めていた新生党が新進党に移行した際、党本部と
支部に残っていた資金の大半の約9億2000万円が政治団体「改革フォーラム21」に
移されていた。このうち約5億円が、議員の調査研究に国から支給される「立法事務費」だった。
改革国民会議と改革フォーラム21は、小沢氏と関係の深い人物が代表や会計責任者を務め、
現在も小沢氏の個人事務所と同じビルの同じフロアに事務局がある。
小沢氏の公設第一秘書大久保隆規容疑者(48)の西松建設事件の初公判で、検察側は
改革国民会議について「小沢氏から会計責任者に指示して、随時、小沢氏の関連政治団体へ
資金移動されており、小沢氏の財布の一つ」という元秘書の供述調書を読み上げた。
改革国民会議は94年に設立。新生、新進、自由党の政治資金団体だったが、自由党解散後は
一般の政治団体となった。改革フォーラム21は92年に一般の政治団体として設立された。
解党時の資金移動について、両団体の役員らは本紙の取材に「就任以前のことなので
承知していない」としている。
*+*+ 中日新聞 2010/01/24[09:27:20] +*+*
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