10/01/22 18:27:46 0
小林 そうですよね。反“社会”行為じゃなくて、反“俺の会社”行為なのに。
上杉 ただテレビでは「記者クラブ」という言葉を使ってはいけないので、このようなヘンな
言い回しになってしまう。このほかにもテレビ局だけが自粛している、いわゆるNGワードがあります。
例えば「2ちゃんねる」と言ってはいけない。「巨大掲示板」と言いますから。
また「YouTube」についても「動画投稿サイト」などと呼んでいます。
小林 確かに、聞いたことないですね。
上杉 なぜ彼らはこのように呼ぶかというと、その存在を認めるわけにはいかないから。
新メディアは自分たちの利益が重なり、例えばYou Tubeだと放送権の関係など既得権益の
崩壊につながると思い込んでいる節がある。海外のメディアであれば存在するものに対しては、
敵だろうが味方であろうが、都合のよいものであろうがなかろうが、きちんと固有名詞で語ります。
そうでないと視聴者に伝わらないからです。
これはテレビ局だけではなく、新聞社も同じようなことをしていますね。もし『サイゾー』が
スクープをとっても、新聞は「一部月刊誌によると……」といった書き方をします。ヒドイのになると
「……ということが分かった」と書く。こうしたことは“さもしい”というか、同じ土俵に立たず
無視することで、自らの地位を有利に保とうとしている。
でも、逆に言うと、同じ土俵にすら立てない恐怖感の塊のようなものが“ある”と、バレてしまうことになるのですが。