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オバマ米大統領「過剰なリスク行動抑制」 金融新規制案を発表
【ワシントン=大隅隆】
米政府は21日、金融危機の再発を防ぐために大手金融機関に対する新たな規制案を明らかにした。
高リスク投資や事業の規模を制限して金融機関の巨大化をけん制し、金融システムの安定性を高めるのが狙いだ。
1999年に銀行と証券の分離を定めた「グラス・スティーガル法」を廃止して以降、金融業の融合を進めてきた従来の規制体系を転換する形だ。
実現には法制化を巡り議会との調整が必要なうえ、政府による経営への介入拡大に金融界が反発するのは必至だ。作業は難航も予想される。
オバマ米大統領は21日の演説で「金融機関の過剰なリスク行動を抑制する新たな規制を提案する」と発表した。
金融システムを保全する公的資金などの安全網について同大統領は「金融機関がヘッジファンドに投資するためのものではない」と指摘。
預金を取り扱う金融機関の事業範囲を制限すると表明した。また「金融機関の整理・統合(による市場の寡占)を防ぐ」ことも重要と指摘。
金融機関の負債の市場シェアの伸びに一定の制限を設けると明らかにした。(02:00)
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