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神奈川県の裏金問題で県は２０日夕、２００３～０７年度に県庁の全部署の約９割に当たる
３７４部署で不正経理が行われていたと公表した。知事室や教育局などでも発覚し
松沢成文知事は「県政の信頼を失墜させ、遺憾」との談話を出した。
内部調査を実施中の県警も同日午後、複数部署で裏金を業者にプールする「預け」があった
ことが確認されたと公表。県警は取引のあった約７０社に書類提出を求め、実態解明を急いで
いる。
県によると、県税務課所属だった４人（うち１人自殺）が預け金を流用した問題では、うち２人が
県の入札制度を悪用していたことが新たに判明。業者が入札前に職員側と連絡を取り合い、
最安値で落札するが、実際は納品せずにプールさせていた。
これまで少なくとも３５００万円とされてきた４人の流用額は総額５千万円を超える可能性も
出てきた。
共同通信 2010/01/20 20:55
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