10/01/20 18:19:13 0
(>>1のつづき)
一方、出版中止の憂き目にあった作者の太田大輔氏には同情の声が集まっている。
イラストレーターの井筒啓之氏は「抗議自体は時代の要請という部分もあるのだろうが、
パクリなどという根拠のない中傷は許せない。それに、作者を守るべき出版社が不当な
抗議に屈したのも残念」と憤る。
嫌煙家の漫画家、いしかわじゅん氏もホームページで《煙草は早く世の中から消えてほしいと
思っている》と自身の立場を明確にしつつ、《このヒステリックな抗議というか、魔女狩りの
ような行動は、まったく支持できない》と医師の行動をバッサリ。出版元の対応も批判している。
それでも作者の太田氏は「(出版社の対応は)仕方なかった」と諦め顔。医師にボロクソに
言われたことについても「人それぞれの見方があるからなんとも言えません。たばこは編集者との
話し合いで、江戸時代と現代を結びつける小道具として登場させただけ。それ以上の意味は
なかったんですが…」と話すに留めた。
時代劇の小道具にも使われる煙管(きせる)やたばこ盆は、江戸時代の庶民の暮らしに溶け込み、
ファッションとして文化的な側面もある。
渦中の医師にも取材を申し込んだが、4日以上たっても返答はなかった。同医師のブログには
《言論・出版の自由とは誰が何を言っても出版してもいいということではありません。当然、
公共の福祉に反するものは規制されることになります》と記述されている。(以上)