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参政権を付与すれば過去のわだかまりが解ける?
特別永住外国人は、地方参政権がほしいのなら帰化すればいい。アイデンティティを日本人にしたうえで、
地方参政権を獲得すべきだ。外国人のまま地方参政権を要求するのは、アイデンティティが宙に浮いた状態を招く。
「大部分が日本生まれの世代で構成される在日コリアンに見てとれるのは韓国・朝鮮籍を持ちながらも
母国への帰属意識にも、外国人意識にも欠けるという二重の状況だ。そんな人々に地方参政権が
与えられたら、宙ぶらりんな状況が永続化してしまうだけのことだろう。彼らはペーパーコリアンで
あるとともにペーパー外国人になっているのであり、自分を説明しにくい存在になっている。
外国人参政権法案とは、そんな在日を永遠の外国人として保存しようとするものだ」
(2010年1月6日付の産経新聞、鄭大均・首都大学東京教授「論点 永住外国人の参政権 『在日』永続化の恐れ」より)
推進派は、過去のわだかまりがあるから、特別永住外国人が帰化を避けているという。
外国人参政権を付与すれば、過去のわだかまりが解けて、帰化が進むというのだ。
小沢一郎・民主党幹事長はつぎのように言っている。
「そのこと(注:外国人参政権付与)により日本に対するわだかまりも解け、また、結果として
帰化も促進され、永住外国人が本当によき日本国民として、共生への道が開かれることになるのではないでしょうか」
(小沢一郎ウェブサイト「永住外国人の地方参政権について」より)
しかし、事実は逆だ。特別永住外国人の帰化は年々進んでいる。韓国・朝鮮籍の特別永住外国人についていえば、
2002年の48万人から、2006年には44万人、2008年は42万人にまで減っている。
特別永住外国人は一般永住外国人にくらべて帰化しやすい。帰化をして国会議員になっている人もいる。
「共生への道」を開くのならば、帰化要件の緩和を議論すればよい。そこまで道が開かれているのに、
外国人参政権を要求する意味がわからない。
つづきます